脂肪吸引とは、文字通り脂肪を吸い出す施術ですが、正確には脂肪を貯め込む場所である脂肪細胞を除去する手術です。脂肪細胞が除去されることで脂肪が増えることがないので、ダイエットと違いリバウンドの心配がないことが特徴です。
脂肪吸引は、約30年ほど前に美容先進国であるフランスで行なわれはじめた手術で、その後世界中に普及し行われるようになりました。欧米人と比べて日本人は肥満人口が少ないこともあって、欧米ほど頻繁に行われる傾向はなく、日本では欧米ほど脂肪吸引が行われることが少ないです。
脂肪吸引の種類
脂肪吸引法には、いくつかの方法があります。
■単に脂肪を吸引する方法
単に脂肪吸引をするという方法は、脂肪吸引を施行しているクリニックであれば行われています。脂肪を無理やり吸引する手術方法なので、トラブルがつきものです。
■体内式超音波吸引法
体内式超音波吸引法は超音波メスを改良したもので、体内に入れて脂肪を直接破壊して吸引します。この施術法は、経験を積んだ医師でも皮膚が熱傷を生じたりすることがあり、トラブルも起こりやすい方法です。
■体外式超音波脂肪吸引法
この体外式超音波脂肪吸引法は、比較的安全な脂肪吸引です。おおまかな内容は、施術前に麻酔をかけ、吸引する切開と同じところから、低濃度の麻酔液、血管収縮剤などの止血剤と脂肪を柔らかくする目的の液を吸引する脂肪層に注入し、脂肪層を膨張させます。そして、麻酔液を混合した液を体外からの超音波振動を作用させることにより、脂肪細胞を浮遊させて脂肪を吸引することが出来ます。これにより、余分な出血を最小限に抑え、脂肪を比較的に安全で効率よく吸引できます。
脂肪吸引の副作用・注意点は?
■麻酔や脂肪吸引そのものによる危険性
どんな手術にも危険性はありますが、脂肪吸引の方法により全身麻酔や硬膜外麻酔する場合があります。入院するほど大量な脂肪吸引では麻酔による危険性や、脂肪吸引での副作用は大きいと言えます。一般に、たくさんの脂肪を吸引したければ、数ヶ月の期間を設け、数回に分けて脂肪吸引をするのが望ましいです。
■しわ・たるみなどが起こる場合がある
皮膚には表皮、真皮、皮下組織があり、しわやたるみを予防する真皮のコラーゲンを支える土台になっているのが皮下組織にある脂肪組織です。例え、真皮に丈夫なコラーゲンがあっても、脂肪吸引によって脂肪がなくなると、皮膚に弾力がなくなってシワやたるみが起こる場合があります。また、大量に脂肪がなくなった部分は皮膚が余るので、しわやたるみが出来やすくなります。そこで、一度にたくさんの脂肪吸引をせず、基本的に何度かに分けて脂肪吸引の施術をする事をお勧めします。
■脂肪吸引できる部分
脂肪吸引は、ほぼ全身を吸引することが可能ですが、カラダ全ての部分を脂肪吸引できるというわけではありません。基本的に皮膚が薄い部分などは、脂肪吸引することが出来ません。