胃下垂とは、食べ物を食べた後に胃がその重さに耐え切れず垂れ下がる状態をいい、日本女性の3人に一人が胃下垂であるというデータもあるくらい多くの人がかかえているものです。
胃下垂というと、何もしない状態で胃そのものが下に垂れ下がっている状態と思ってる人が多いのですが、実際には、食べ物を摂取した後に、胃の下側の部分がおヘソよりも下に下がっている状態で、違う言い方をすると、摂取した食べ物によって長い胃になっている状態を胃下垂と言います。
■胃下垂の原因は筋力や脂肪が少ないこと
胃下垂になりやすい人は、胃を支えてくれる筋力や脂肪のない人が胃下垂になりやすいと言われており、胃下垂だから、痩せやすいのではなく、痩せたから胃下垂になりやすいといえます。
胃下垂が太りにくいのは?
胃下垂の人は、食事をすると腸の前まで胃が垂れ下がり、下腹が出てしまいます。それに伴い、内臓、例えば小腸や大腸、腎臓なども下がってしまいます。
胃では胃液と共に蠕動運動(ぜんどううんどう)によって消化活動をしていて、食べたものを消化吸収を助ける働きがありますが、胃下垂である胃を調べてみると、この蠕動運動が通常より少なく、消化活動が低下していると言われています。
胃下垂になると食べた物がうまく消化できず、胃の中に食べ物が停滞した状態が長く続き、消化不良になってしまうといわれ、通常の胃の消化率に対し、胃下垂の人の胃の消化率は、約1/3程度悪いことがわかっています。胃下垂は、消化吸収が悪いため、摂取した食べ物がカラダの栄養になりにくいのです。
胃下垂は食べた物が栄養になりにくいので、太りにくくなり、減量したい人には良いですが、悪影響もあります。それは、膨満感・ゲップ・胸やけ・胃の痛み・胃もたれ・便秘などを引き起こす場合があるのです。栄養の吸収が悪いことで、肌荒れなどの症状がでてくる恐れもあります。
胃下垂は、どんなに食べても太りにくいというメリットもあれば、美容に悪い悪影響もあります。