褐色脂肪細胞とは、名前の通り茶色っぽい色をしている脂肪細胞で、主に、心臓周辺(主に背中側)、腋窩(えきか)、腎臓周辺に存在するものです。
一般的に脂肪というと白っぽい色をした白色脂肪細胞のこと指していて、皮下脂肪などの多くは白色脂肪細胞です。一方、褐色脂肪細胞は文字通り、褐色の色をした脂肪細胞で、白色脂肪細胞とは違った特徴があります。
■褐色脂肪細胞が多いと太りにくいのは?
褐色脂肪細胞が多いと太りにくいと言われます。それは、白色脂肪細胞の場合は単に脂肪分の貯蔵し、エネルギーを蓄える働きがあるのに対し、褐色脂肪細胞は全く逆の性質があり、脂肪分などの栄養分を分解して燃焼させるという作用があります。
■褐色脂肪細胞の働きには個人差がある
褐色脂肪細胞の働きには大きな個人差がありますが、褐色脂肪細胞が活発に働く人にとっては、たくさんの量の食事を摂取した後に、摂取した食品を燃焼しようと体温が上昇することがあるほどです。逆に褐色脂肪細胞が少ない人は、脂肪が褐色脂肪細胞よりも白色脂肪細胞にいくため、熱となって燃焼されにくく、体温の上昇がみられません。(この体温の変化には自律神経の影響もあります)
褐色脂肪細胞を活性化するには?
■背中を冷やす
褐色脂肪細胞は、低い温度で活性化する特徴があるので、褐色脂肪細胞が存在する部分を冷やすと脂肪が燃焼されやすくなります。そこで、一番良いのは褐色脂肪細胞がある背中部分を冷やしながら運動することなので、水泳が良いと思います。水泳は全身運動に加えて有酸素運動であり、さらに褐色脂肪細胞が活性化されて脂肪がつきにくい体になるという、ダイエットを成功するのに一番近道になる運動の一つだと言えます。
■褐色脂肪細胞は思春期までに増える
褐色脂肪細胞そのものの量を増やすことも重要ですが、成人してからは、基本的に量は増えません。褐色脂肪細胞を増やすには、生後3年までと思春期に、食生活や運動などの生活習慣に気をくばると良いと言われています。褐色脂肪細胞の量や白色脂肪細胞の量は遺伝によるものが大きいのですが、人が成長するにあたって特定の時期の生活習慣や食生活でも大きく変わります。