【卵類カロリー一覧表】卵食品のたんぱく質・脂質・糖質の含有量

卵類の画像 卵は、たんぱく質、脂質、ビタミンなどの栄養素を豊富に含む食品です。鶏卵のたんぱく質は、すべての必須アミノ酸を十分に含み、ビタミンにおいては、ビタミンC以外のビタミンをほとんどの種類で含んでいます。

卵黄、卵白ともにタンパク質を多く含みますが、コレステロールの含有量は大きく違いがあります。

卵のエネルギーと三大栄養価

卵類のカロリー一覧 (可食部100gあたり)
食品名 カロリー 炭水化物 たんぱく質 脂質
鶏卵 163kcal 1.0g 12.4g 11.3g
鶏卵黄 366kcal 1.0g 15.5g 31.5g
鶏卵白 49kcal 0.8g 10.3g 0g
たまご豆腐 80kcal 2.1g 6.5g 5.1g
卵焼き(だし巻き卵) 127kcal 0.6g 11.3g 9.1g
うこっけい卵 178kcal 0.5g 12.1g 13.3g
うずら卵 174kcal 0.9g 12.2g 12.6g
あひる卵 200kcal 0.9g 12.3g 15.3g
イクラ 139kcal 0.1g 22.6g 4.6g
かずのこ 90kcal 0.7g 15.1g 3.1g
キャビア 264kcal 1.1g 26.3g 17.2g

卵の摂取の注意点

卵はコレステロールが多い

卵類はコレステロールを豊富に含みます。コレステロールは、細胞膜の維持、胆汁酸の産生、性ホルモンの分泌などの生命の維持には重要な重要な成分ですが、一方で血管に蓄積すると動脈硬化を引き起こす問題があるといわれています。

コレステロールは、一日あたり食事から100~400mgの摂取が理想的だとされますが、鶏卵一つで食事から摂取する一日分のコレステロールを満たしてしまいます。そのため、日常的に卵をたくさん摂取するのは良くありません。

卵類のコレステロール量(食品100g中)
食品名 コレステロール量 食品名 コレステロール量
鶏卵 470mg 鶏卵[卵黄のみ] 1300mg
うずら卵 480mg あひる卵 490mg
うこっけい卵 550mg 卵焼き[鶏卵] 380mg

卵類以外では、イカ(特にするめ)やウニなどの魚介類に多く含まれています。

コレステロールは、体内でも合成できることや、卵以外の食品(主に動物性食品)にも含まれるため、通常の食生活を送っていればそこまで意識して積極的に摂取する必要はありません。コレステロールが豊富な卵は一日に1~2コが目安で、2個以上を毎日のように摂取し続けるようなことは控えたほうが良いでしょう。

卵白の過剰摂取に注意

卵白は、良質なたんぱく質を含み、脂肪分がほとんどないのが特徴です。脂肪分が少ないことからダイエット中の食材として用いられることも少なくありません。ただし、生の卵白には「アビジン」という糖たんぱく質の一種である成分が含まれており、この成分がビオチンという水溶性ビタミンと強く結合して欠乏症をまねくことがあります。卵を加熱すればアビジンの構造も変化してビオチンとの結合がなくなりますが、生の卵白を食べるときには注意が必要です。

ビオチンが不足すると、肌荒れ、皮膚炎、慢性湿疹、アレルギー、アトピー性皮膚炎、脂漏性湿疹、掌蹠膿疱症、免疫異常、代謝異常、体重減少などをまねくことがあります。

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