【牛乳・乳製品カロリー一覧表】乳製品の脂質・たんぱく質・糖質の含有量

乳製品の画像 乳製品は、糖質、たんぱく質、脂質の3大栄養素をすべて含んでいます。元となる生乳は、哺乳類の乳腺からの分泌物で成長するためには不可欠なため、三大栄養素を含んでいるのです。

また、ビタミンやミネラルも豊富で、特に日本人に不足しがちなカルシウムを多く含有し、健康な身体作りをサポートします。

日本人は歴史的に乳製品の摂取量は少なかったのですが、食文化の欧米化とともに乳製品の摂取量が増加しています。

乳製品のエネルギーと三大栄養素一覧

乳製品のカロリー一覧 (可食部100gあたり)
食品名 カロリー 炭水化物 たんぱく質 脂質
生乳 80kcal 4.8g 3.7g 5.2g
牛乳[普通牛乳] 61kcal 4.6g 3.0g 3.2g
濃厚牛乳 74kcal 5.3g 3.6g 4.3g
低脂肪牛乳 52kcal 6.7g 3.7g 1.6g
無脂肪牛乳 33kcal 4.8g 3.1g 0.1g
やぎ乳 63kcal 4.5g 3.1g 3.6g
羊乳 63kcal 4.6g 3.1g 3.6g
ヨーグルト[無糖] 61kcal 5.1g 3.3g 3.1g
飲むヨーグルト 66kcal 12.3g 2.9g 0.5g
クリーム[乳脂肪] 434kcal 3.1g 2.0g 45.1g
練乳[無糖] 145kcal 11.3g 6.9g 8.0g
練乳[加糖] 332kcal 56.4g 7.9g 8.4g
プロセスチーズ 357kcal 1.5g 29.0g 25.1g
カマンベールチーズ 311kcal 1.0g 19.2g 24.8g
パルメザンチーズ 476kcal 2.0g 44.1g 30.9g
ブルーチーズ 350kcal 1.1g 18.9g 29.1g
人乳(母乳) 66kcal 7.3g 1.2g 3.6g

牛乳の栄養素(ビタミン・ミネラル)

食生活の欧米化とともに牛乳の消費量が劇的に増加し、様々な食品に用いられるようになりました。意識しなくても乳製品を摂取している機会が増えていますが、その牛乳のビタミン・ミネラルの含有量はどれくらいでしょうか。詳しく見ていきましょう。

牛乳に含まれるビタミン量とミネラル量
ビタミンA 39μg ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.16mg ビタミンB6 0.03mg
ビタミンB12 0.31μg ナイアシン 0.1mg
パントテン酸 0.58mg 葉酸 5.1μg
ビオチン 1.8mg ビタミンC 1mg
ビタミンD 0.31μg ビタミンE 0.1mg
ビタミンK 2.06μg カルシウム 110mg
リン 94mg マグネシウム 10.3mg
カリウム 153mg ナトリウム 42mg
0.1mg 亜鉛 0.41mg
0.01mg ヨウ素 16μg
セレン 3.08μg モリブデン 4.12μg

牛乳の特徴は、カルシウムの含有量が特に多いところです。カルシウムは日本人には不足しやすいミネラルだといわれており、牛乳などの乳製品は重要なカルシウム供給源となっています。

乳製品の摂取の注意点

牛乳の飲みすぎによって消化不良を起こす?

牛乳には、乳糖(ラクトース)という糖質が含まれているのですが、人によっては乳糖に対する消化酵素(ラクターゼ)が少なく、消化不良を起こして下痢や腹痛を引き起こすことがあります。

これを「乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)」といいますが、日本人は昔から乳製品をたくさん摂取してきた食生活ではなかったため、乳糖に対する消化酵素が少なく、乳糖不耐症を引き起こしやすいといわれています。

また、年齢を重ねるほど消化酵素も減少し、乳糖に対して消化不良を起こすようになります。

牛乳を飲むとお腹が痛くなるという人は少なくないですが、乳糖を消化する酵素が少ないことが影響しています。

牛乳を冷やして飲まないようにする

牛乳は腐りやすいため冷蔵庫保存が必要ですが、冷えた牛乳を飲むと胃が収縮して消化不良を起こしやすくなります。消化不良を起こしやすい人は、牛乳はレンジで温めて飲んだほうがいいかもしれません。

関連ページ